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研辰の討たれ@歌舞伎座(五月大歌舞伎) 長文スマソ

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(中村勘三郎襲名披露公演)
脚本・演出: 野田秀樹
出演: 勘三郎、福助、扇雀、染五郎、勘太郎、七之助、弥十郎、橋之助、三津五郎
(2001年版の詳細解説が↓にあった)
http://www.tsuta-club.jp/awaked/vol_43.html

「中村屋!」「天晴れ!」「日本一!」
(生きているうちに、いつか大向こうをかけてみたい)
いやあ~ブラボーでした。

そもそも今日は、とある社長令嬢@田園調布(LA留学中)と新宿でしっぽりとデートの予定だったのだが、先方が寒さと遊び疲れでダウンしてしまい、ドタキャンをくらったため、急遽予定を変更した次第。
こちとらもう羽田に着いてやがるんでい! キャンセルなら最初から言わんかい! などというクレームももちろんせず(笑)、
「お大事にね。またの機会にね」
などとやさしい言葉をかける(正確には「メールを送る」)私がいた。。。

ま、そんなことはともかくとして、たまたま羽田空港から乗った電車が浅草線直通だったことが奏功し、ほとんどタイムロスなく、でかい荷物を引きずったまま、雨に曇る東銀座へgo。
前売は、ヤフオクでも手の届かないほど超プラチナだったけど、当日券(一幕見席)は、あいにくの天気+発売開始1時間前から並んでた(寒かった)だけあって余裕。いや、こりゃうれしい誤算だわ~。。。
ただ、やっぱり4F席だけあって、花道が全くもって見えん!
まあ、1,300円だからね。文句は言えん。

ということで感想。
いやはやホント素晴らしかった。
正直、この公演は、珍しく事前から自分自身の期待値がかなり高かったけれど、それは遥かに超えるものだったと思う。
いやあ~、野田秀樹は改めて言うことでもないが、天才だわ。
1月の「走れメルス」はちょっとピンとこなかったけれど、今回は、例によって「また(あざとく)来るぞ来るぞ」とわかっているにもかかわらず、見事に、泣かされ/笑わされ/舞台の見せ方で圧倒される野田イズム全開だった。参った。

ホンについては、一部で、もしかしたら「遊びが過ぎる」と眉をひそめる向きがあるのかもしれないけれど(「あるある探検隊」やアンガールズはちとなあ・・・ウエストサイドストーリーは爆笑)、いつもの野田芝居よりもむしろ多めにそんなくすぐりが入っている気すらした。これは、もしかすると野田自身の「歌舞伎は大衆芸能なんだから、俗っぽいものも入れて何ぼよ」という心意気なんだろか? 初日前の「めざましTV」で記者会見を見たのだが、勘三郎は「いま生きている人の作品をやりたかったのよ」という趣旨の発言をしていた。ともすると、ああいうくすぐりは、決して観客に迎合してのものではなく、野田と勘三郎の「いまここにある空気感」をあらわすための道具なんじゃなかろうか?

また、芝居の根底に流れるメッセージ性(ポピュリズムに陥りやすい人間の悲しい性、とでも言おうか?)について、特に今回は、野田のしたたかな計算があったように感じた。
たまたま、例の脱線事故後のマスコミの魔女狩り論調に嫌気が差しているからかもしれないが、全体に流れるシニカルなトーンは、妙に心地よいほどだった。
(ボーリング大会に行くことが、本当に他人から「人間として」否定されるべきことなのか?)

それにしても、勘三郎が、動きと言い台詞回しといい声のトーンといい、完全に役者・野田秀樹にそっくりだったのは、やはり演出なんだろうか?
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本論と関係ないが

私もJR西に関する報道にはほとほと嫌気が差していて、同じような
意見の方がいたことが嬉しいのです。
なんて思ってたら、他にゴルフしてた社員とかが185人いて、それに
ついても会社が謝っちゃった。おかしい!

歌舞伎面白そうだな。機会があれば行ってみたいものよのう。
で、その後スカーレットを捜しに一人でパークハイアットに行かなか
ったのか?一人で行った方がLost~っぽいのに。

Re: 本論と関係ないが

脱線事故の報道については、また機会を改めて、別の話で。
-----
わざわざ、銀座からパークハイアット(西新宿)には行かないでしょ。
たしかに「Lost in Translation」は、地理感覚がむちゃくちゃな映画だったけど・・・。
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